水盤は 低い位置に据え 床の素材を滑りにくくし こぼれた水の逃げ道を準備します。循環ポンプは 静音型を選び 夜間は さらに弱運転に切り替えます。窓越しの緑を映し 天井に反射のゆらぎを投げる位置を 試作で検証します。水面の近くに 石 木 ガラス を組み合わせ 触覚と視覚の重奏を つくりだします。
深い庇は 雨を受け止めつつ 窓を開ける自由をくれます。雨樋は 見せるデザインにして 音と流れを 楽しむ道具にします。土間に吸水性の高い床材を採用し 匂いと温度の変化を 緩やかに伝えます。外構は 透水性舗装を選び 地中に水を戻し 植栽の健康と 微気候の安定を 支えます。
視線の先に 焦点距離の異なる 緑を重ね 近景 中景 遠景 を構成すると 目の筋肉が休まり 心拍変動が整います。常緑と落葉を織り交ぜ 花期の異なる種を散らし 季節の連続性を設計します。足元は シダや苔で湿り気を保ち 鳥が水浴びできる浅い皿を置き 小さな訪問者を 招きます。夜は 微光で 葉の輪郭だけを 浮かべます。
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